こんにちは。saoriです。今日は通級指導教室について詳しく書いていきたいと思います。
通級指導教室とは
「通級による指導」を行う別室の事を「通級指導教室」と言います。
通級による指導とは
日本の義務教育における特別支援教育の一つで、1993年度に学校教育法施行規則を改正して正式な制度として始まりました。通常の学級に在籍していながら個別的な特別支援教育を受けることの出来る制度で、子供の自立を目指し、障害による困難を改善・克服するため、一人一人の状況に応じた指導を行います。
ただし、そのような児童・生徒が直ちに「通級による指導」の対象となるのではないです。
「通級による指導」とは通常の学級での指導の工夫や、ティーム・ティーチングなど、他の方法を含めた選択肢の一つとなります。また「通級による指導」の必要性の判断は医学的な診断の有無のみではないです。
・指導内容は具体的に下記の事を指します。
通常の学級に在籍する、比較的軽度の障害がある児童生徒に対して、障害の状態に応じて「特別な指導」を行います。
「特別な指導」とは障害による学習上又は生活上の困難を改善又は克服するため、特別支援学校学習指導要領の「自立活動」に相当する指導のことです。
また、教科学習は通常の学級(現在通っている在籍校)で行います。費用については学校の授業と同じで無料です。但し教材費などがかかる場合があります。
対象児童・生徒
- 言語障害
- 自閉症
- 情緒障害
- 弱視
- 難聴
- 学習障害
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 肢体不自由
- 病弱
- 身体虚弱
特別支援学級・特別支援学校に在籍する児童生徒は対象外です。
指導形態
大部分の授業を小・中・高等学校の通常の学級(現在通っている学校)で受けながら、一部の障害に応じた特別の指導を特別な場(通級指導教室)で受けます。
※月に数回通う形になりますので、その日は通常学級での授業を受ける事ができません。
※通級指導教室に出席した日が通常学級の出席扱いになるかどうかは学校によって変わってきます。
実施形態
- 児童生徒が在籍する学校において指導を受ける「自校通級」
- 他の学校に通級し、指導を受ける「他校通級」
- 通級による指導の担当教師が該当する児童生徒のいる学校に赴き、又は複数の学校を巡回して指導を行う「巡回指導」
があります。
(文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 「障害に応じた通級による指導の手引 解説とQ&A (改訂第3版)より抜粋)
このように、地域によって実施形態が違っています。
在籍校(現在通っている学校)を通しての申し込みになりますので、指導を受けてみたいとお考えの方は初めに現在通っている学校の先生に確認をしてみて下さい。
不登校児童がこれらの該当にあたるかも地域によってかわります。
参考資料↓↓
「障害に応じた通級による指導の手引 解説とQ&A(改訂第3版)」(文部科学省 編著)より抜粋
また、通級指導教室に通うとなるとメリットデメリットをお考えになるかと思います。親御さんがメリットと考える事がお子さんにとっては負担になってしまうこともあります。
お子さん気持ちを尊重しつつ慎重に考えていかなければなりません。
「通級指導教室に通うメリット・デメリット」という項目でも記事を書いていきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメントを投稿するにはログインしてください。